金が選んだ青の光

「金は光を透かすと青く光る。」ということはご存じでしたでしょうか?
作家、西野浩平はファッションや建築などの仕事を通じて、金の青く光る特性に魅了されました。そして、その金の二面性を一つの造形で伝えたいと考え、明かりを灯すことが出来るアート[KOHEI NISHINO]を発表しました。
彼の出身地である、金沢で作られている金箔に光を透かして見える選ばれた青色の光。それと、金自体の色に反射して見える黄色やオレンジ色の光をかけ合わせた、今までに見たことのない幻想的な光色を創り出しています。
金の魅力は、黄金に輝く美しさが一般的ですが、彼は金の「もう一つの顔」を伝えたいと思っています。金を通すことによって選ばれた青色の光を一度その目で見てみてください。

KOHEI NISHINO's SERIES

KOHEI NISHINO の作品には三つの作風があります。どの作品も無形のイメージを造形に落とし込んでいますが、大きく分けて三つのイメージがあります。

深揺樹

深揺樹は KOHEI NISHINO の作風の中で、「生命」を感じられる、形のないイメージを造形に表現しています。

深いふかい、海底にひっそりと佇んでいるような。大自然の中にずっと昔からそこにあるような。

一つとして同じ形はありませんが、静かで力強い生命力をどこか感じていただけると思います。

残造

残造は KOHEI NISHINO の作風の中で、何かが何かに影響を及ぼし、その跡が残った・残っている様のイメージを表現しています。

まるで矢のようなものが勢いよく刺さり、何万年もずっとそこにあるような。

まさに、貫く力強さや意志を感じられる造形になっています。

平描

平描は他の二つと大きく違い、層になった造形が特徴的です。

層になっているという共通点はあるものの、作風は様々で、唯一壁に掛けられる絵画のような作風のものも制作しています。

他の作風にはない、層になった作風はシンプルにその表情や金の明かりを体感していただけると思います。

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