
音楽に触れる機会の多い幼少期を過ごし学生時代からはバンドを始める。音楽事務所にて活動する傍ら、ファッション業界のエネルギー溢れるデザイナーたちに出会い転機が訪れる。
25歳になり自分の信じる真のブランドを応援したい想いから、唐突に金沢市内にてセレクトショップをファッションビル内にオープンさせる。初日は、無名のショップながらオープン前から長蛇の列が出来、買い付けた商品がほぼ完売するという伝説のスタートをきった。27歳、ファッションビルから隣の路面に移転、同時に会社設立。時代とともにインターネットの普及やグローバリズムによるフランチャイズ店舗の増加など、ブランドの均一化に面白味のなさを感じ、自らがブランドを立ち上げることを決意。
会員制のショールームを神宮前につくり「SIX ELEVEN ONE」を始動。
アーティストやスタイリストなど一部のファッショニスタに支持を受け、ミラノ、パリ、ラスベガスなど大規模展示会へも出展。
中でもイタリア ミラノで行われる世界最大規模の靴の見本市「the MICAM」では、経済産業省主導による「クールジャパン」プロジェクトにて3期連続で選ばれる。
また、中国最高峰会員制クラブ「オリエンタルクラブ」にて日本のスーパーファッショニスタとしてショーや講演をするなど海外からも高い評価を得る。スタイリストとしても様々な著名人を手掛け、その中で、幼いころに最も影響をうけたX JAPANワールドツアーに同行したときが人生のピークなどと話している。
活動のフィールドはファッション業界のみならず広がりを見せていく。
なぜか商業建築デザインのオファーを受け「銀座NOCOビル」のすべてのディレクションを担当、”Good Desigh Award”、”JCDデザインアワード銀賞”を受賞する。2017年には香港の”ダイヤデザインクリエーション”顧問デザイナーに就任するなど、いち時期、建築デザイナーになりかかる。講師としても金沢美術工芸大学にてクリエイションの集中講義を3年間実施するなど、教育の分野での才能を開花させる。
2017年G-SIX中央吹き抜け部PRゾーンでの「初のメンズアパレル」として選ばれ、自身のブランド初の一般公開を果たし本業にようやく結果をもたらした。
近年、自身が経営しているセレクトショップの地下にライブハウスをオープンさせライティングエンジニアをしている。オーナー兼デザイナーとして唯一無二の感覚を持ち、金沢に軸足を置きながら発信している。
2022年、ブランドデザイン作が「A’ Design Award」を受賞。